ピアニスト

インスタレーション パフォーマンス (2019)
向井山朋子

銀座メゾンエルメスルフォーラムと協働し、ピアノの森で構成されたインスタレーションのなかで24日間連続して行われたピアノパフォーマンスを核としたプロジェクト。
コンサートは日々1時間ずつの時差を伴うため、一日のあらゆる瞬間にパフォーマンスを体験する。インスタレーションパフォーマンスは立春の日に始まり、人と自然の営みを整す役割を担った。

この環境では、いつもと異なる時間がゆっくりと過ぎていく。
コンサートホールでも劇場でもなく、音楽スタジオでもないアートギャラリーを舞台として、ピアニストと鑑賞者は交差し、意図的にずらされた非日常的な回転盤の上でインスタレーションの一部となる。
パフォーマンスは鑑賞者に、可能性に溢れ制限のない無限の作品のパートナーとなるよう誘いかける。

クレジット

コンセプト:向井山朋子
キュレーション:説田礼子
主催:エルメス財団
特別協力:株式会社 河合楽器製作所
助成:向井山朋子ファンデーション、オランダ王国大使館、オランダ舞台芸術財団  (Fonds Podium Kunsten)

初演

2019年2月5日  Maison Hermès le Forum  東京 (日本)